6月23日~26日まで、明石市社会福祉協議会主催の東日本大震災ボランティアに
参加してきました。
行き先は、宮城県気仙沼市の大島(港から船で25分)
明石市からバスで15~6時間かけての道のりです。
大島には明石市から派遣された31名のボランティアさん プラス
社会福祉協議会の方、3名で向かいました。
大島は地震以後ずっと孤立状態で、最近やっとボランティアさんが派遣され始めたそうです
大島の公民館で少しでしたがお話が聞けました。
地震で島を津波が3回襲い、島のほぼ真ん中を津波が横断し
北と南で島は分断されたそうです。
その後も気仙沼市とはなかなか連絡も取れず、長い期間孤立状態だったそうです。

これらは気仙沼の港付近(バスの中から撮影したので 窓の色で青がかっています・・・)
初日は到着してすぐに被災された家の片付け作業。
津波で家の一階部分は泥で汚れ、家財道具・家電製品・袋づめにされた衣類や色々な物が
山積みとなっていました。
それを31名が家の外まで手渡しリレーで運び、種類別に分けました。
雨が降り、慣れない作業での1日・・・
正直とてもハードな作業でしたが、この家の方は地震以来
何日も何日も避難されている気仙沼市から船で通い、
ここまで片付けられたそうです。
私たちは1日の作業でも、家の方はこの先もずっとつづく作業なんですよね。
作業2日目は別のお家の片付け作業です。
とても立派な建物で、もとは民宿をされていたそうです。
庭に津波で流されてきた建物(屋根)の撤去作業と泥で汚れた食器類の洗浄。
それが終了すると最後は、別の全壊された家の貴重品を探す作業。
そこに何があったのか、まったく原型を留めていない状態をひたすら掘りおこし、
出てきたものを分別する作業。 木や瓦、割れたガラスや書類などの紙類、衣類、すべてが
一緒になり、気が遠くなるような作業・・・。
31名全員で頑張りましたが、帰りの船の時間がせまり
結局依頼された貴重品を探しだす事が出来ずに大島を後にしました。
今回作業をした家などは、プライバシーのこともあり写真撮影は出来ませんでしたが・・・

大島の港に集められた瓦礫の山と車

大島の港に打ち上げられた船

大島に渡る船から撮影した気仙沼港

港から離れた船まで魚などの臭いがします。
これから暑くなると、衛生面でも心配です・・
気仙沼市の詳しい状態は見ることもないまま戻ってきましたが、
まだまだ復興には程遠い状態なのに、ボランティアの人数も足りず、自衛隊の姿も見えず、
地元の方が毎日自力で頑張っています。
今回、短い期間でのボランティア作業でしたが実際自分の目で現地を見ることが出来たのは
本当にいい経験になりました。
見て、経験したことを1人でも多くの人に伝えていかなくては・・・と思い
今回ブログに書かせて頂きました。
FREE HELPでは、皆様から寄付していただいた品々、
またFREE HELPの売り上げの一部を
被災地域から要望のある商品の購入に活用し現地にお届けしております。
復興までは、長い長い道のりになるでしょうが、FREE HELPではずっとずっと応援していきます。
皆様のご家庭に眠る、今は着なくなった衣類が被災地・ホームレスの方々・フィリピン等
色々なところで活用されています。
どうか ゴミと思わずにFREE HELPに寄付をお願いいたします。
FREE HELP スタッフより